2012年10月23日火曜日

コンテンツの戦略とコンテンツの見せ方

コンテンツをマーケティングに活かす

コンテンツマーケティング、コンテンツストラテジーなどとWeb業界でもコンテンツにフォーカスした内容が盛り込み始めました。SwapSkills Doubbble「OneWeb2012」のセッションでも AQの佐々木さんが「One Webにする前に、コンテンツについて見直そう!」というテーマでセッションを繰り広げていただきました。佐々木さんの内容は感銘を受けることが多く、考え方として凄く参考にさせていただきました。ブログでもレポートを記載していますのでぜひ読んでみてください。

コンテンツと一言で言っても音楽、動画、ゲーム、アプリなど様々なものがありますが、ここでのコンテンツはテキストや画像、Webサイト上で表現するものを指します。

佐々木さんがいうコンテンツは、モバリティ(移動性)が今後のポイントになるとのことですが、私はもう一つポイントを加えるとするならば「パーソナル性が増した」ように感じます。一昔前の一家に一台のテレビ時代にはTVチャンネルを奪ったものです。私も子供の頃、母のNHK大河ドラマの時間帯は面白くありませんでした。しかし、スマートフォンで読むコンテンツ、タブレットで見るコンテンツは全て一人で楽しむためのコンテンツです。

このようにパーソナル化が進行すれば、そのパーソナルごとにコンテンツを作る必要があると言えます。もちろん、 企業は一人のためだけにコンテンツを提供することは難しいので、セグメントをきってターゲティングを行います。 企業側はこれを理解して、同じ情報でもターゲティングによってコンテンツの見せ方を変える必要がでてきていると言えます。

新しい情報は人にとって変化する

パーソナル性があがればコンテンツはどのように変化する必要があるのでしょうか?きっと好みが出るでしょう。 また、パーソナル化が進めばさらに情報の格差/タイムラグがでてくるようになります。恥ずかしいことではありますが、私はその日TVニュースも見ずにパソコンで作業を深夜まで作業していたため次の日まで9.11事件を知りませんでした。これは極端な例ですが、古い情報でも知らない人には新しい情報というように時間的格差がでてきます。

これらの現状は、自分の好みの情報だけを読む傾向が強くなっているとも言えます。つまり、自分が習得したい情報だけに目が行くようになります。 同じ内容のものでも興味深く表現することで興味を引き、その人にとっては新しい情報の入手経路になり得るということになります。

インターネットは元々情報収集をする媒体になります。自分にとって面白いコンテンツ、役に立つコンテンツだと思えば、そのサイトのブランドは上がります。広告に当たっても同様のことが言えます。

Doubbble(8)ではコンテンツについて勉強していただく

11月24日にSwapSkills Doubbbleでは「コンテンツストラテジー」「コンテンツマーケティング」としてWebコンテンツの活用方法を学んでいただきます。 上記にも紹介したようにコンテンツに適したセグメント方法はどのようにするのか?コンテンツをどのように興味深いように見せるのか?またその効果は?検証方法は?などを Web専門の方でなく、コンテンツ制作を長年やってこられた方とコンサルでの現場経験を多く持つマーケティングに強い方を招いてご紹介させていただきます。ぜひ、多くの方にご参加いただきたいと思います。

打ち合わせを終えて

既に決定ているスピーカーの方々とは打ち合わせをさせていただきました。海外ではコンテンツマーケティングというカンファレンスも開催され、書籍もいくつかでていて 実績などもでているとのことでした。もちろん、日本での実例も出していただくように打診していますが成功事例が既に海外であればその手法でのサイト制作、コンテンツ制作を行うことで 成功に導かれる可能性が高いのではないでしょうか?

また、コンテンツは評価がされにくいものの一つでもあります。ブログのようにポストされてその情報が拡散すれば評価しやすいのですが ウェブサイトや広告となると評価方法がわかりにくくなります。コンサル経験を持ち自社メディアを持っている企業にお勤めの方にもご登壇いただき、その評価方法などもご紹介いたします。
例えば、ABテストやユーザビリティテストなども言葉では簡単ですが実際に行ってみると間違ったテスト方法をして検証しているケースをみます。誤った物差しで評価することほど ばかばかしいものはありませんので、それらのノウハウをぜひ取得していただければと思います。

SwapSkills doubbble vol.08|コンテンツマーケティング、コンテンツ戦略