2011年12月21日水曜日

ユーザービリティテスト(ユーザーテスト)のススメ。





前回の「ワークショップで学ぶ!モバイルファーストでのコンテンツ&プロトタイプ制作」でユーザービリティテストを行ったのですが、以外にもユーザービリティテストを行った事のない人が多かったのでここで整理しようと思って記載します。今まで行っていて、また今回のユーザーテストを行っている様子をみて私なりのまとめになります。(間違っていたりしたらご指摘ください。)

なお、2008年にWebDirectonsEastで行ったAndyBud 氏は、ユーザーテスト というと、ユーザーをテストするみたいなので、ユーザービリティテストと呼ぶように話をしていました。

ユーザービリティテストを行う上でのポイント

  • 最低、被験者(ユーザー) / 記録する人 が必要
  • ユーザーに課題を与える (例:ECサイトの場合は購入させるステップまで)
  • はじめに余分な情報を与えたり、脅かしたり、誘導してはいけない
  • 同じ課題を3人に行ってもらう 
  • (テストに慣れるまでは)制作に関わった人は参加しない方がいい
特に「制作に関わった人は参加しない方がいい」は重要だと感じました。今回のワークショップでは人数の関係などで本人に行ってもらったのですが、失敗した点と言えます。
 
INTERNET WATCH(ユーザーテストの実施方法)で 以下のような事が記載されています。

正しく使われて当たり前と思っていたインターフェイスがことごとく使われないのを目撃すると、たいていの人はカルチャーショックを受けます。これらのデータは、Webサイトを使いやすく改善するための貴重な資料である


このようにユーザビリティテストの結果は重要な資料であると言えます。例え、ユーザーの操作が間違っていても、それは間違いではありません。それは制作者が間違いやすい、勘違いしやすいインタフェースにしたからです。真摯に受けとる事ができるように、ユーザービリティテストも工夫が必要なのかと思いますが、まずは制作者に素直な気持ちを持つ事が重要です。

最後に、ユーザービリティテストはプロトタイプがある程度で来ていた方がいいですが途中でも行う事も可能です。